
家計管理をしっかりしたいけど車にかかる費用を把握しきれない

新車はコスパが悪いから車を買うなら中古車にしようかな
車をもつために必ず必要になるのがお金です。
- 車両購入費用
- メンテナンス費用
- 各種税金
- 車検費用
- 修理費用
- ガソリン代
- 自動車保険料
大きく分けると「購入費用」と「維持費」
新車は購入した時点で価値がさがるためコスパが悪いと言われています。
新しい車ほど購入費用は高いですが維持費に関しては安い。
なぜなら故障も少ないし交換する部品もほとんどないからです。
車を購入する際には購入費用と維持費のバランスを考えることが大切。
家計管理を最適化するためにはこれらをしっかり把握しなければなりません。
しかし、それぞれの費用を支払う時期はバラバラ。
時期も金額もバラバラなものに対して予算を組み立てるのは大変な作業です。
とくに家計管理を始めたばかりの人であればなおさら。
スマホの通信料のように毎月定額で管理ができたらどんなにいいことか。
そんな夢のような方法があるんです。
それはカーリース。

カーリースって金利もかかるしぼったくり商品じゃないの?
なんて思う人もいるかもしれません。

車屋オーナーであるぼくがカーリースでもお得に支出管理できる方法を真剣に考えてみました。
結論は最低限の契約で新車のカーリースをすること。
なぜこんなことを考えたのか
なぜ新車のカーリースなのか
なぜ最低限なのか
順番に解説していきます。
なぜこんなことを考えたのか

お客様に心から新車をおすすめしたいと思ったからです。
ぼく自身、今でこそ支出をコントロールできていますが、お恥ずかしながら数年前までお金の管理が苦手でした。
家計管理も適当で毎月の支出すら把握できていなかったのです。
とあることをきっかけに固定費を見直し、毎月の支出を4万円以上削減できました。
無駄な買い物も控えることに成功。
支出のコントロールができるようになってはじめて感じたことがあります。
お客様や友人でも、車に関する支出をしっかり把握できている人はまだまだ少ない。
支出を見直すうえで一番問題になるのが、人生の3大支出である「家」「車」「保険」です。
ぼくも実践した無駄な支出を抑える考え方の一部を紹介します。
- 新車よりも中古車の方がトータルコストが安い
- 自動車保険は最低限(車両保険は不要)
家計改善には役に立つ情報ですが、仕事をする上では非常に耳が痛い情報でした。
先述のとおり、ぼくは車屋の経営者。
「車」と「保険」
3大支出のうち、2つの商品を販売しています。
単純に金額だけで判断すると新車は高い。
それはわかります。
関係者ならわかりきっていることです。
本業では「新車」や「保険」をたくさん販売しなければいけないのは事実。
売上を上げれなければ一緒に働いてくれているスタッフの生活を守ることができません。
しかしながら、新車を販売することが本当にお客様のためになるのか、もやもやした気分で営業活動をしていました。

お客様に心から新車をおすすめできる方法はないのだろうか
考えぬいた結論が新車のカーリースを最低限の契約ですること。
この方法なら車に関する支出を最適化できる。
移動手段として車は必要だけど、支出はできるだけ抑えたいというひとにはもってこいの方法です。
この方法を思いついてから、お客様にも自信をもって新車をオススメできるようになりました。
当然ですが、すべての人にとっての最適解ではありません。
- お金に余裕がある
- どうしても欲しい車がある
車に対して、支出よりも優先度の高い要素を求めている人には不向きですのでご注意を。
むしろ新車を好む人も少なくありません。
こちらから勧めるでもなく、お客様の方から新車をご要望頂くことも多いです。
その際には、お客様に最大限よろこんでいただけるような提案をしてきました。
余談ですが、(一般社団法人)日本自動車工業会によると2019年における総就業人口6724万人のうち、自動車製造および関係人口は542万人。
新車が売れるということは日本の経済にとっても重要なこと。
価格の高い車や付属品がたくさん売れた方が経済効果もより大きくなります。
カーリースでもオプションをたくさんつけてくれたら最高!(本音)
ただし今回は売る側ではなく利用者の立場にたってカーリースで支出を最適化する方法を解説していきます。
なぜ新車のカーリースがおすすめできるのか

「車のサブスク」なんて言葉を耳にしたことはありませんか。
近年、車の定額払いサービスが増えてきています。
その中のひとつがカーリース。
カーリースについてよくわからないという方はこちらをご覧ください。

新車でカーリースってほんとうにお得なの?
名前くらいは聞いたことあるけれどよくわからないという人もいるのではないでしょうか。
ここでは新車リースが特にすぐれている点を説明していきます。
支出が一定に保てる

圧倒的なメリットとして定額で支払いができること。
家計管理が得意であれば現金で買う方がリースよりもトータルコストは安くすみます。
とはいえ、現金で新車や高年式の中古車を買えるのは50代以上の方が大半です。
ぼくの経験からすると40代以下では9割以上が分割支払いでした。
さらにその大部分がカーローンです。
カーローンは、毎月一定額を支払い続けながらその他の出費に都度支払いしていくスタイル。
車にかかる支出を把握するには中途半端な支払い方法です。
その点、カーリースは支出を把握するには最適。
さらに新車であれば故障の心配がほとんどありません。
初期の不具合は保証の対象となります。
中古車リースとういうものも存在するのですが、故障のリスクがあるため月々の費用は高くなりがち。
新車なら突発的な支出は限りなくゼロに近いといえます。
しかし、事故をおこしてしまった場合には新車・中古車に限らず費用が発生します。
事故のリスクをゼロにするためには車に乗らないという選択肢しかありません。
万が一に備えて自動車保険には必ず加入しましょう。
契約期間が決まっているので計画を立てやすい

カーリースでは契約期間を設定できます。
3年、5年、7年あたりがよくある設定期間です。
リース会社によっては、さらに幅広い設定期間を設けていることも。
つまり購入後の家計計画をたてやすいんです。

数年後にはもっと大きな車が必要になりそう。
- 数年後には結婚を考えている
- ゆくゆくは車で家族旅行がしたい
- こどもが大きくなれば部活の送迎が必要になる
ライフスタイルにあわせた車の購入計画をたてやすい。

今はこの車でもいいけど〇〇年後にはちがう車に買いかえたいな
新車リースでは買い替え時期の判断もしやすいのが特徴です。
次に定額支払いのメリットを生かしつつ支出をおさえる方法をお話します。
なぜ最低限で契約するのか

分割支払いの一番のデメリットは高い買い物でも安く感じてしまうこと。
数万円高くても月々の支払いは数百円しか変わらなかったり。
ついついワンランク上の車種や、ほとんど使うことのない装備をつけてしまいがちです。
契約内容にも注意が必要です。
しっかり把握すれば無駄が省けますから。
自分のライフスタイルにあったプランを選定しましょう。
おもな確認事項は次のとおり
- 車両本体価格
- 追加オプション
- 月間走行距離
- 契約期間
車両本体価格でえらぶべきポイント
スズキのアルトを例にみてみましょう。

車両本体価格

少し絞り込みをかけましたが、ひとつの車種でも複数のランクが存在します。
一般的にはグレードと呼ばれていますね。
もともと価格が低い車種では、いちばん低いグレードは機能的に不便なことが多いです。
なぜなら社用車などに使われる目的なので最低限の装備になっているから。
軽自動車の場合は基本的に一番安いグレードは避けましょう。
高いグレードほど『かっこよさ』『快適性』のための装備が多くなってきます。
見栄を張りたくなる気持ちをグッとおさえて極力安い価格のグレードを選びましょう。
追加オプションは必要なのか

新車となると、ほとんどの人があたり前のようにカーナビをつけます。
しかしよく考えてみてください。
ナビはスマホで十分だとおもいませんか。
備え付けのナビはデータの更新が有料の場合がほとんど。
スマホならデータは無料で更新し続けられるのでつねに最新のナビ機能が使えます。
さらには音楽も聞けるしYoutubeだって見れちゃう。
※運転者の注視しすぎは違反行為になるのでご注意を。
車をあくまで移動手段としてとらえた場合に必要な装備はほとんどありません。
高速道路をよく使うならETCをつけるといったように、最低限をベースに絶対に必要なものをトッピングしていく方法がベストです。
月間走行距離の選び方

月間走行距離とは毎月どのくらい車で走るかということです。
最短で月間250kmから最長は5,000kmまで。
設定距離がながいほど月々の支払額が高くなります。
大切なのは自分のライフスタイルにあった内容で契約すること。

1か月でどのくらい走るかなんてイメージがわかない
月に500kmの想定で考えてみましょう。
通勤距離が10kmだとすると往復で20kmですよね。
1か月で25日間通勤すれば合計500kmになります。
お休みの日も車を使うでしょうから片道8km相当が通勤距離の目安でしょう。
通勤時間でいうと20分前後。
それ以上では時間とガソリン代どちらにしてもコスパ悪い。
走行距離500km以下がもっともコスパがいいといえます。
とはいえ通勤距離がながいといっても簡単に転職できない人がほとんどではないでしょうか。
ご自身の状況にあわせてプランニングしてみてください。
契約期間はどのくらいが妥当か

最低限で契約するためには契約期間も重要な要素のひとつです。
カーリースの設定期間は1年~9年。
契約期間がながいほど月々の支払額は安くなりますが、金利総額が高くなります。
その点をどうとらえるかが期間選びのキモなのです。
期間中のメンテナンスも関係してくるので一緒に考えてみましょう。
金利を多く支払ってでもとにかく月々の支払いを抑えたいのであれば契約期間はながくするべき。
しかし、契約期間がながすぎると、途中でライフスタイルが変化する可能性は高くなります。
まずは、契約の期間によってどれくらい金額がかわるかみてみましょう。
コスモMyカーリースで計算します。
見積条件は以下のとおり。
- 車種 アルト
- グレード L
- 月間走行距離 500km
- オプション なし
- メンテナンス シルバーパック
3つの契約期間で試算してみました。
契約期間 | 月払い総額 | 車両+諸費用分 | メンテナンス費用 |
---|---|---|---|
36か月 | 31,350円 | 29,150円 | 2,200円 |
60か月 | 23,210円 | 20,570円 | 2,640円 |
84か月 | 19,910円 | 17,050円 | 2,860円 |
契約期間がながいほど車両費用がさがり、メンテナンス費用はあがります。
また、シルバープランにはバッテリー交換が含まれておりません。
60か月交換までなら追加でかかる費用はバッテリー交換1回くらい。
バッテリー交換費用は軽自動車(アイドリングストップ車)で15000円前後となります。
84か月までなると別途メンテナンスが必要になる可能性がが高いのでゴールドプランを検討してもいいでしょう。
パック | 月払い総額 | 車両+諸費用分 | メンテナンス費用 |
---|---|---|---|
シルバーパック | 19,910円 | 17,050円 | 2,860円 |
ゴールドパック | 22,660円 | 17,050円 | 5,610円 |
2つのプランの違いは以下のとおり。


おもな違いをまとめてみました。
- ロードサービスの有無
- メンテナンスの手厚さ
- ガソリンの値引き額
ロードサービスはほとんどの場合、自動車保険に無料でついています。
カーリースのメニューとしてはあえてつける必要はありません。
ただし、基本的にロードサービスは電話をしてから到着まで30分以上かかります。
近くにガソリンスタンドがあれば基本的なトラブルはほとんど解決してくれます。
お急ぎのときには頼りになる存在です。
店舗数が多いのもガソリンスタンドの強みですよね。
メンテナンスに関してもシルバーパックで十分です。
ワイパーゴム、エアコンフィルタなど比較的金額の安い消耗品は都度交換が必要になります。
84か月でシルバーパックを付けた場合には1万円前後の修理費用が別途発生する可能性が高い。
ブレーキパッド、バッテリー、ベルト類の交換です。
どうしても定額で支払いしたい場合はゴールドパックも検討の余地はあるかも。
ガソリン代が安くなるのはコスモカーリースの最大の強みのひとつ。
お見積りはこちらからできますのでよろしければどうぞ。
ただし、余力いっぱいで支払い金額を設定するのは絶対にやめてくださいね。
まとめ:車にかかるコストをしっかり管理しよう

車を所有するには「購入費用」と「維持費」がかかります。
家計管理していくうえではこれらをしっかり把握していくことが大切。
車にかかるコストを管理するのに最適なのがカーリースです。
ただし、支出をおさえるためには賢くカーリースをつかうことが重要。
契約する際は次のことを心がけてください。
- 車両代をおさえる
- オプション代をおさえる
- メンテナンス代をおさえる
- 契約条件を最適化する
以上のことが守れれば必ず毎月の支出を下げることができます。
また、毎月定額で支払いができれば家計管理は劇的にしやすくなります。
上手に活用してムダな支出を防ぎましょう。
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